2014年3月24日月曜日

「ルターの祈りの本」 十戒(その25)

   
十戒について祈ること
 
 
今まで、十戒についての祈りを紹介してきました。
それぞれの祈りを、
教科書や、賛美歌集や、
堅信キャンプの手引書や、祈りの本などでの
説明のやり方と同じようにして、
四つの層に分けて説明してきました。

これらの説明が皆さんの心に触れて、
熱心に祈る力が与えられることを希望します。


ただし、
すべてについて、あるいは、あまりにも多くのことについて、
いっぺんに祈ろうとして、
疲れてしまわないように気をつけてください。

深い祈りは、
冗長なものだったり、
むやみに引き伸ばされたものであったりしてはいけません。
深い祈りは、
心燃えて新たな気持ちで祈りにとりかかる、
ということが頻繁に繰り返されるものでなければなりません。

ひとつの祈りか、あるいはその半分の祈りでも、
もしも本気で祈るならば、
心の中に火花を点火するには十分なのです。
しかし、これは御霊による働き以外の何ものでもありません。

御霊は、
まず心を御言葉によってきれいにして、
御霊とは関わりのない他の活動や思いから解放し、
御自分の働きを心に教えてくださるのです。