どのように祈るべきか、
についての散髪屋ペテロへのルターの単純な助言(その3)
キリストは、「ルカによる福音書」11章で、
祈り続けることの大切さについて教えてくださっています。
倦まず弛まずに祈らなければなりません。
なぜなら、
倦まず弛まずに自分自身を
罪や悪から守らなければならないからです。
そのためには、
神様を畏れ、その戒めを目の前に留め続けていなければ、
とても無理です。
「詩篇」1篇に、
「昼夜、神様の戒めを思い続けている者はさいわいだ」、
と言われているとおりです。
真の祈りからはなれてしまい、
本当は必要不可欠ではないことを
あたかもそうであるかのように自分に言い聞かせ、
祈りに関しては怠け癖がつき、
硬く冷たくなってしまわないように、
気をつけなければなりません。
なぜなら、
悪魔は私たちの周りで怠けてはいないからです。
さらに、私たちの肉の欲望も、
罪に対して過剰に執着し、それを楽しみ喜んで、
祈りの御霊を憎んでいるからです。
十戒や信仰告白や聖書の箇所を声に出して読むことで、心が温まり、
あちこちに飛んでいた考えが落ち着いたときに、
ひざまずくか手を組んで立ち、天を見上げて、
あなたの力に応じて、次のように声に出して言うか、
心の中で言いなさい。
(その祈りの内容については次回から紹介します)