聖で義なる神様(その2)
貧しさ、侮蔑、危機、惨めさ、苦しみが
住み着いている谷底へと
眼差しを向ける者はいません。
逆に、誰もが
谷底にいる者たちから目を背けて逃げ、
彼らを嫌い、軽蔑し、
助けようとはしません。
空虚から何かを生み出すような造り主は、
人間の中にはひとりもいません。
それゆえ神様は、
谷底と危機と悲惨を見下ろして
谷底に落ちた人々の近くにいてくださる
唯一のお方なのです。
マルティン・ルターの許で学んだミカエル・アグリコラ(Mikael Agricola)がフィンランド(当時はスウェーデン領)でルター派の宗教改革を開始して以来、ルターやルター派の人々の祈りを集めた「祈りの本」が数多く出版されてきました。 それらの書物は何百年にもわたってフィンランド人キリスト信仰者の日々の信仰生活を支える大切な役割を果たして来ました。 現在でもなお、新しい祈りの本が次々と出版されています。 このブログでは、ルターおよびルター派の人々が書き記した祈りの数々を翻訳して紹介しています。