2018年4月27日金曜日

マルティン・ルター「活きるために」「詩篇」108篇2、4~5節(その2)

私の心は用意ができています、神様。
私は歌い、賛美したいのです。(中略)

主よ、
私は民の中であなたに感謝し、
人々の中であなたを賛美します。
なぜなら、
あなたの恵みは天に及ぶほど大きく、
あなたの真理は雲にまで及ぶ(ほど大きい)からです。
(「詩篇」108245節)(その2)
  

祈りが(私たちの)口から出てくるよりも先に
神様はそれをすでに聴いてくださっていることを信じるように
(私たちは)信頼と確信をもって祈る姿勢を学ぶべきです。

しかし、
たとえ願ったものがすぐには与えられないとしても、
祈りは無駄ではありません。

願い続けていると、
いつか祈りがかなえられる場合もあるし、
あるいは、
願ったものよりもはるかに良くて好ましいものをいただく場合もあります。

ですから、
祈りが聴かれたどうかという疑いから、私たちは遠ざかるべきなのです。

2018年4月20日金曜日

マルティン・ルター「活きるために」「詩篇」108篇2、4~5節(その1)

 私の心は用意ができています、神様。
私は歌い、賛美したいのです。(中略)
主よ、私は民の中であなたに感謝し、人々の中であなたを賛美します。
なぜなら、あなたの恵みは天に及ぶほど大きく、
あなたの真理は雲にまで及ぶ(ほど大きい)からです。
(「詩篇」108245節)(その1)


天の御父様、
あなたの愛する御子イエス・キリストを通して、私は感謝します。
昨夜、あなたは私を危害や危険から守ってくださいました。
今日、私を罪やあらゆる悪から守ってください。
どうか私の行いと生活があなたに喜ばしきものとなるようにしてください。
私は我と我が身と魂、そしてすべてを御手にゆだねます。
どうか聖なる天使が私と共にいるようにして、
悪い敵が私に何ら力を振るわないようにしてください。

アーメン。

2018年4月13日金曜日

マルティン・ルター「活きるために」「マタイによる福音書」28章18~20節(その3)

 イエス様は彼ら(十一人の弟子たち)に近づいてきて言われました、
「私は、天においても地においてもあらゆる権威を授けられています。
それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、
父と御子と聖霊との御名によって彼らにバプテスマ(洗礼)を施し、
あなたがたに命じておいたすべてのことを守るように教えなさい。
見なさい、私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいます」。
(「マタイによる福音書」281820節)(その3)

教会を支えたりこの世での職務を果たしたいと思っている人は、
仕事に打ち込み、謙虚でいられるように毎日神様に祈りなさい。


愛する父なる神様、私たちを聖なる御言葉の中に保ってください。
私たちの罪、感謝に欠けた心、怠惰などの理由から、 
どうか御言葉を私たちから取り去らないでください。
不和や偽教師から私たちを注意深くお守りください。
あなたの御言葉の実を収穫するために、
忠実で正直な働き人を、忠実で真面目な牧師や説教者を、
どうか私たちのもとに遣わしてください。
私たちが謙虚に彼らの言葉をあなた御自身の言葉として聴いて受け入れ、
敬い、心から感謝し賛美できるよう、
どうか私たち皆に恵みをお与えください。
アーメン。

2018年4月9日月曜日

マルティン・ルター「活きるために」「マタイによる福音書」28章18~20節(その2)

 イエス様は彼ら(十一人の弟子たち)に近づいてきて言われました、
「私は、天においても地においてもあらゆる権威を授けられています。
それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、
父と御子と聖霊との御名によって、彼らにバプテスマ(洗礼)を施し、
あなたがたに命じておいたすべてのことを守るように教えなさい。
見なさい、私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいます」。
(「マタイによる福音書」281820節)(その2)


教会は、人が神様を愛して(神様に)耳を傾けるべき部屋です。
神様のことを知り、愛し、賛美するのは、
木石でも理性を持たぬ野獣でもなく、人間であるべきです。

どれほど困難な状況の中でも
神様に確かな信頼をおくことができるようになるために、
真の教会はたった二人の信仰者が集っている場合でさえ存在しうるのである、
ということを知っておくべきです。
それゆえキリストはこう言われます、
「私を愛する者は私の言葉を守ります。
そこに私は住まうことを望みますし、
そこにあなたがたは私の教会をもつのです」。

キリストが支配なさろうとしている領域は、
教会内部に限定されるものではありません。
私たちのあらゆる仕事もまた、その支配の対象であるはずです。
私(ルター)は説教することを通し、
あなたは説教を聴くことを通して、
これを実現しています。

その目的は、私たちがキリストを知るようになることにあります。