2014年3月26日水曜日

「ルターの祈りの本」 使徒信条(その1)


時間とやる気のある人なら、
信仰告白(使徒信条)についても、
今までと同じように、
四層に分けられ結び合わされたささやかな祈りの冠を編んでみたい、
と思うかもしれません。
信仰告白(使徒信条)は、教理問答書では、
神様の三つのペルソナ(位格)に対応して、
三つの部分に分けられています。


我は、天地の創り主、全能の父なる神を信ず。(その1)


永遠なる神様、あなたは私にここで、
私が何であり、どこから来たのか、天地がどこからできたのか、
教えてくださっています。
私は、あなたの御手によって造られた被造物であり、
自分では何もできない、ちっぽけな存在です。
千年前に、私はどこにいたのでしょう。
天と地は、6千年前にはどこにあったのでしょう。
それらは空虚でした。
そして、それは、自らは何も創造しえない空虚そのものでした。
しかし、私という存在や、私が知りうることはすべて、
あなたがお造りになったものです。
私が誇らしく思うことと言えば、
あなたが、取るに足らない私という存在を造ってくださったことと、
いつでも一瞬にして私を消し去ることもおできになるということだけです。