2014年3月21日金曜日

「ルターの祈りの本」 十戒(その24)

  
あなたの隣り人のものである、
家や結婚相手や使用人や家畜やその他のものを、
欲してはならない。
  
   
愛するお父様、ここであなたは私たちに教えてくださっています。
私たちは、何らかの権利に依拠して、
私たちの隣り人に属するものを奪ったり、
自分のほうに誘惑したり、
隣り人から引き離したりしてはいけないのです。
むしろ逆に、私たちは、
隣り人が自分のものを維持できるように助けなければなりません。
ちょうど私たちに対しても隣り人がそのようにしてくれることを、
私たちが心から望んでいるようにしてです。
この戒めはまた、
この世の中の知者たちの仕組む悪賢い罠と策略から、
私たちを守るために与えられているものです。
そして、結局は彼らは罰を受けることになるのです。

次に、私はあなたに感謝します。

そして、自分の罪を悔い悲しみ、それをあなたに告白します。


私は、自分が信仰をもってこの戒めを守る者となるために、
あなたに助けと力を祈り求めます。
それによって、私が、
あなたの恵みを通して、 真心を込めて働き、
隣り人のことも自分と同様に愛する姿勢を学ぶためです。
アーメン。