2014年3月17日月曜日

「ルターの祈りの本」 十戒(その22)


盗んではならない。(その2)


第二に、私は、あなたの忠実と善性を感謝します。
あなたは私と全世界に本当によい教えを与えてくださいました。
そして、その教えによって防御してくださっています。
もしもあなたが守ってくださらなければ、
どの家もお金や食べ物がなくて困るようになるでしょう。

第三に、私は、自分の罪と感謝に欠けた心とをあなたに告白します。
人生の歩みの中で、私は、
他の人たちに対して不正を働いたり、
悪い態度を取ったり、
不正直に振舞ったりしました(等々)。


第四に、愛するお父様、私はあなたに祈ります。
私や全世界が、
この戒めを学んで心に刻み、悔い改めるように、
恵みをお与えください。
それによって、
盗み、略奪、暴利のむさぼり、不正直、不正などが
減っていきますように。
「ローマの信徒への手紙」819節にあるように、
すべての聖徒と被造物は
最後の裁きの日」をうめきつつ待ち望んでいます。
かの日が、すぐにでも前述した悪事に対して、
完全な終止符を打つことになりますように。
アーメン。