2014年3月10日月曜日

「ルターの祈りの本」 十戒(その19)


姦淫してはならない。(その3)



第三に、私はざんげします。

私が生涯を通じて、
思いや言葉や行いによってこの戒めを破ってきたという、
私自身の罪および世界全体の罪をあなたに告白します。

このすばらしい教えと賜物に対して、
私は感謝せず、神様に反抗を繰り返してきました。

神様は、慎みと清さを保つように命じておられます。
そして、いかなる慎みに欠けた態度や姦淫についても、
罰しないままで放置なさることはありません。
それなのに、私は結婚を軽侮し、裁いてきたのです。

この戒めに対する罪は、
他のどの戒めに対する罪にも増して悪質で、
隠されたり美化されたりせずに、
一番よく知られている罪です。
このことについて、私は深い悲しみを覚えます。


第四に、私はあなたに、自分自身と全世界のために祈ります。

この戒めを喜びと愛をもってみたすことができるように、
私たちに恵みを与えてくださいますように。
それによって、私たちが、慎み深く生活し、
他の人々もそのような生き方ができるように、
言葉と行いによって手助けできるようになりますように。

あなたから癒しと慰めを受け、強めていただくために、
私は今、御許に参ります。

アーメン。