2013年8月2日金曜日

「ルターの祈りの本」 9)祈りは聴かれるのを待ち望みます(その2)



9)祈りは聴かれるのを待ち望みます(その2)

「神様は自分のことを聞いてくださるのか」と疑う人は、
ひとまず祈ることをやめて、
神様と祈りとに対する自分の態度を省みてごらんなさい。
神様は人の疑いを我慢したりはなさらないからです。
私たちが神様を
うそつきとか裏切り者とかみなして非難するような真似を、
神様は放置してはおかれません。
ところが、疑う者は、
次のように言っているのを同じことをしているのです。
「主なる神様、
「まことに私はあなたがたに言います。
あなたが祈ることは何でも私は行いたいと思っています」など、
他の多くの同じようなあなたの言葉を私は信じないし、
またそれが本当かどうか、知りもしません」。
あなたが自分は罪人であると知って、
悔い改めたいと願いながら祈るときには、
恥じることなく勇気を持って、
ひざまずき、御前に出て、祈るようにしなさい。