2013年8月12日月曜日

「ルターの祈りの本」 魂と神様の対話(その1)



II.  週の祈り
 
1
 
日曜日
 
魂と神様の対話(その1)

私たちの天のお父様!
この地上にいるあなたの子どもである私たちは、
あなたから離れて惨めな状態に落ち込んでしまいました。
あなたと私たちの間には
なんと大きな深淵が横たわっていることでしょうか。
あなたの御許、私たちの祖国に
私たちはいつどのように帰ることができるのでしょうか。

(主はこう言われます。)
「子は父を敬い、僕は主人を敬わなければなりません。
もしも私が父であるならば、私に対する尊敬はどこにあるのでしょうか。
もしも私が主人ならば、私に対する畏怖はどこにあるのでしょう」
(「マラキ書」16節より)。
一日中、いつでも私の御名は侮られています」
(「イザヤ書」525節より)。

お父様、残念ながらこれは事実です。
私たちは自分の罪を告白します。
お父様、私たちを憐れんでください。
私たちを裁かないでください。
私たちが活きていけるように、あなたの恵みを与えてください。
そのようにして、あなたの聖なる御名が私たちの間で聖とされますように。
あなたへの感謝と尊敬をともなわないような
考えや話や行いや所有関係や意図に、
私たちがまきこまれないようにしてください。
とりわけ、私たちの間で、
私たち自身のものや私たちの栄光が感謝を受けたり、
私たちの名前が用いられるのではなく、
あなたへの感謝がなされ、
あなたの御名が用いられるようになりますように。
子が父に対してするのと同じように、
私たちもあなたを愛し、畏れ、敬うようにしてくださいますように。