2013年8月14日水曜日

「ルターの祈りの本」 魂と神様の対話(その2)



魂と神様の対話(その2)


あなたがたの心や思いはすべて悪へと傾いており、
さまざまな罪の囚人となっているというのに(「創世記」821節)、
私の栄光と御名が、どうしてあなたがたの間で聖とされえましょうか。
異国の地で私への賛美をささげる者はひとりもいません
(「詩篇」1374節)。

お父様、次のことは残念ながら事実です。 
自分の肢体全体が罪を好む傾向をもっており、
また、世と肉と悪魔が私たちの中で支配しようとしており、
こうして、あなたの栄光と御名から私たちを引き離そうとしています。
そのことを私たちは知っています。
それゆえ、私たちは祈ります。 
どうかこの惨めな状態から私たちを助け出してください。
あなたの御国が来ますように。
そうして、
罪が私たちのもとから追い出され、
私たちが義とされて、
あなたに好ましい者となれますように。
また、
あなたおひとりが私たちの中で支配してくださり、
私たちがあなたの御国となれますように。
そして、
私たちが全力をふりしぼって、
内面的にも外面的にも、
あなたに対して従順になれますように。