2013年8月19日月曜日

「ルターの祈りの本」 魂と神様の対話(その4)



魂と神様の対話(その4)


悲しいことに、私たちは、
健康にしてくださるあなたの御手のことを知りもしないし、
我慢もできません。
お父様、
あなたの神様としての御心が私たちの中で実現するように、
私たちを憐れみ、助けてください。
たとえそれが私たちに痛みをあたえるとしても、
どうかそれを続けてください。
私をこらしめてください。
打ってください。
倒してください。
燃やしてください。
望まれるままに何でも行ってください。
それにより、
私たちの願いではなくて、
あなたの御心のみが実現しますように。
愛するお父様、
私たちが自己中心的な思いや意志や勝手な思い込みにしたがって、
何かをやりはじめたり、実現したりしないように、
守ってください。
なぜなら、
私たちの意志とあなたの御心は正反対のものだからです。
たとえそうは見えなくても、
あなたの御心のみが、善いものです。
たとえそれがどんなによさそうに見えても、
私たちの意志は悪いものです。

私のことを口先で愛してくれる人はいても、
彼らの心は実際には私から遠く離れていた、
ということが何度もあります。
私がこうした状況をよりよい方向に変えようとしたとたん、
ちょうど「詩篇」789節にあるように、
彼らは後ずさりして、
仕事も途中で投げ出して、
私から逃げていきました。
私を思い通りに操ろうとした人たちは、
私から離れ去り、
再び罪の中に落ち込み、
私を侮辱するようになったのです。