2013年5月15日水曜日

「ルターの祈りの本」 2)祈りは自分自身の不適格さを見たりはしません(その3)



2)祈りは自分自身の不適格さを見たりはしません(その3) 

 
神様、
「私はあなたの花嫁で、あなたの御子は私の花婿です」、
と自分を誇れるほどの高みに
私が引き上げられているとは、不思議で仕方がありません。
私のような惨めで悪臭を放つ蛆虫が
このような大いなる光栄にあずかるとは!
永遠なる王様がひたすら低みへと、
私の惨めな肉と血のレヴェルまで下ってきて、
しかも私とひとつになって、
私とまったく一体になることを望んでおられるとは、
天使にさえ想像もつかないことでしょう。
神様の御前で、私は頭のてっぺんからつま先まで、
身体全体が皮膚病や罪や悪臭に覆われています!
こんな私が高貴で永遠なる王様の花嫁であり、
この方と共に一つの身体であるとは!
しかし、あなたがそう望まれているのです。
あなたへの賛美と感謝とが とこしえにありますように!
アーメン。