2013年5月8日水曜日

「ルターの祈りの本」 1)祈りは罪の邪魔立てに負けません


ルターの祈りの本


これからは、
マルティン・ルターの祈りについての文章を集めたテキストをおとどけします。
フィンランドで1908年に出版されたもので、
フィンランド語からの翻訳となります。
 
 
. 祈りへの準備

真の祈りは、
自分自身の罪や不適格さや憂鬱な考えによって
妨げられたままではいません。
真の祈りは、
神様の御言葉と戒めのみを見つめ、
(御言葉の)約束を信頼し、
神様と私たちとの仲介者なるイエス・キリストの中に避難し、
イエス様の御名によって祈ります。
祈りは、
イエス様への信仰により、
苦しみや危険の中で
短く真剣な祈りとなって紡ぎ出されて行き、
止むことがありません。
祈りはその時、
イエス・キリスト御自身が私たちに教えてくださった御言葉を用います。
                              
 
1)祈りは罪の邪魔立てに負けません
 
主よ、あなたは、
私が祈り御許に来るのを、望み命じておられます。
それゆえ、私は、
多くの祈りの課題を携えて、あなたの御前に参りたいと思います。
とりわけ私が持参したいのは、
もっとも私を妨げあなたから遠ざけようとするもの、
すなわち、私を圧迫し苦しめる「罪」です。
どうか私から罪を取り除き、私の罪を赦して下さい。