ルターの祈りの本
これからは、
マルティン・ルターの祈りについての文章を集めたテキストをおとどけします。
フィンランドで1908年に出版されたもので、
フィンランド語からの翻訳となります。
マルティン・ルターの祈りについての文章を集めたテキストをおとどけします。
フィンランドで1908年に出版されたもので、
フィンランド語からの翻訳となります。
I. 祈りへの準備
真の祈りは、
自分自身の罪や不適格さや憂鬱な考えによって
妨げられたままではいません。
真の祈りは、
神様の御言葉と戒めのみを見つめ、
(御言葉の)約束を信頼し、
神様と私たちとの仲介者なるイエス・キリストの中に避難し、
イエス様の御名によって祈ります。
祈りは、
イエス様への信仰により、
苦しみや危険の中で
短く真剣な祈りとなって紡ぎ出されて行き、
止むことがありません。
祈りはその時、
イエス・キリスト御自身が私たちに教えてくださった御言葉を用います。
1)祈りは罪の邪魔立てに負けません
主よ、あなたは、
私が祈り御許に来るのを、望み命じておられます。
それゆえ、私は、
多くの祈りの課題を携えて、あなたの御前に参りたいと思います。
とりわけ私が持参したいのは、
もっとも私を妨げあなたから遠ざけようとするもの、
すなわち、私を圧迫し苦しめる「罪」です。
どうか私から罪を取り除き、私の罪を赦して下さい。