2012年10月15日月曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 絶えず祈りなさい(テサロニケの信徒への第一の手紙5章17節)(その4)


  
絶えず祈りなさい 
(「テサロニケの信徒への第一の手紙」517節)(その4)

 
 
確固とした熱情的な祈りは、
途絶えることがなく、疲れも知りません。
それは最後の瞬間まで待ち望み続けます。
それは天と地を貫きます。
ですから、
このような祈りが聴かれないままに終わることはありえません。
なぜなら、
私たちがそのように祈ることは、
神様にとって喜ばしいささげものだからです。
  
祈って戦いましょう。
なぜなら、
信仰の言葉と義とされた者の祈りとは、
あらゆるものの中で最高の武器だからです。
靴屋が靴を作るように、
仕立て屋が外套を縫うように、
クリスチャンは祈らなければなりません。
祈りはクリスチャンの職務です。
  
何かよいことが起きる場合には、
それは祈りを通してのみ実現していきます。
そして、
祈りは広大な権力を有する皇帝にたとえられます。
  
人間の生活にかかわる事柄に関して、
私たちはすべてを祈りを通じて行います。
整っていることを私たちは制御します。
欠けていることを私たちは正して直します。
私たちは苦しみに耐えます。
私たちはあらゆる不幸に勝ちます。
私たちはすべてのよいものを保ちます。
祈りによって。
  
暴力や権力に対抗するためには、
祈りに勝る助言はありません。
 

(次回投稿は一週間後になります。翻訳者より)