悪魔に立ち向かいなさい!(「ヤコブの手紙」4章7節)(その2)
神様は、
質がよいとは言えない弱い「器」である
私たちクリスチャンを対置することで、
この傲慢で強大な「魂の敵」を侮蔑したいと思っておられます。
この器は、悪魔とくらべれば、嵐に対抗する火の粉のような存在です。
本来なら、嵐は火の粉をひと吹きで消すことができるはずです。
しかし主は、そのような弱い器を通して、
この尊大な敵に勝利し支配することを示されたいのです。
悪魔は自分に対して、
神様が「惨めな手段」(私たちクリスチャン)を対置することに苛立ち、
私たちを陶器のようにいっぺんに粉々に砕こうと、
一番恐ろしいやり方で私たちに襲いかかってきます。
ですから、そのような攻撃に対して、
神様の力によって自らを武装しましょう。
戦いは主のものであることをわきまえつつ。
次のようにして、悪魔は私たちに襲いかかってきます。
悪魔は自分の毒を元に「おいしい食事と薬」とを作り出し、
それとは反対に
健康によいはずの薬を元に「殺すような毒」を作り出します。
悪魔は悔い改めようとはしない者たちを
罪の中でいっそう不用心にし、
偽りの慰めにいっそう頼るように仕向けます。
その一方で悪魔は、
貧しく悲しんでいる心の持ち主たちを、
本来なら彼らの慰めであり喜びであるはずのことがらによって、
逆に心配するように仕向け、おびえさせます。
悪魔と言い争うのはやめなさい。
倦むことなく目を主に向けなさい。
神様が教会をお建てになると、
その傍らに悪魔はチャペルを建てるものです。