12月11日
そして(イエス様は)彼らにひとつのたとえを話されました、「イチジクの木とすべての木とを見なさい。それらがすでに芽を出せば、あなたがたはそれを見て、すでに夏が近いということを自分で知るのです。このようにあなたがたも、これらのことが起こるのを見たなら、神様の御国が近いのだと知りなさい」。
(「ルカによる福音書」21章29~31節)
太陽や月が暗くなり、海や風が荒れ、山や丘が崩れるとき、こう言いなさい、
「夏が来ることを神様に感謝します!葉が芽を出し、花が咲くのが見えます」。この世の理性や知恵ある者のなかでこのように言う者は誰もいません。彼らは死と滅びばかりが見えるところに、あがないと喜びを見出すことができないのです。
12月12日
私の愛しい方は私のもの、私はその方のもの。
(「雅歌」2章16節より)
キリストは私のもの、私はキリストのもの。キリストは、私が死にさらされるときに私の命、罪が誘惑してくるときに私の義、私が滅びにおびやかされるときに私の救いです。何が攻め立てて来ようがかまいません!私の前にキリストがおられるようにすれば、悪は私をとりこになどできません。
12月13日
主は貧しくし、また富ませてくださいます。
(「サムエル記上」2章7節より)
なんと喜ばしい御言葉でしょうか!真のクリスチャンは皆、心の底から歌いなさい。愛する神様、あなたはなんて不思議なお方なのでしょうか!あなたは私たちを不思議なやり方で支配しておられます。あなたは私たちを、低めるときに高め、罪人にするときに義とし、地獄に追いやるときに天国に連れて行き、敗北の中に勝利を与え、死の中に命を与え、貧しくするときに富ませ、僕として召すときに主人に格上げしてくださいます。
12月14日
誰が私たちをキリストの愛から引き離すのですか?患難ですか、苦悩ですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、それとも剣ですか。「あなたのために私たちは一日中死に渡されており、屠られる羊のように見なされている」と書いてあるとおりです。しかし、私たちを愛してくださった方によって、私たちはこれらすべてのことにおいて圧倒的な勝利を収めます。
(「ローマの信徒への手紙」8章35~37節)
クリスチャンは救いの幸せに満ちていると同時に勇敢でもあります。クリスチャンは悪魔も不幸もおそれません。自分がキリストによってすべての主人であることを知っているからです。
12月15日
あなたたちは信仰によって堅く立ち、この者(悪魔)に立ち向かいなさい。
(「ペテロの第一の手紙」5章9節より)
私は自分の中にある罪についても聖についても知りません。私の中には何もありません。まったく何もないのです。私が知っているのは、キリストの義と神様の力のみです。私がもっているのは、キリストが与えてくださるものです。悪魔は、罪についても聖についても自分のもとで人生の清算をしようとはしない魂の持ち主を見たときに、なんと思うでしょうか?それにできることといったら、何もない畑を耕すことだけです。