2014年2月10日月曜日

「ルターの祈りの本」 十戒(その7)


安息日を覚えて、これを聖とせよ。(その2)


第三に、私はざんげし、
自分の大きな罪と、恥ずべき感謝に欠けた心を、告白します。
私は今までの人生で、安息日をとても恥ずべきやり方で過ごしてきました。
高価で貴い御言葉をひどく軽んじてきました。
御言葉を聴くことについて、私は怠惰で意欲がなく、飽き飽きしていました。
もちろん、心から御言葉を欲したり、
それについて感謝したりすることなどは、ありませんでした。

愛する神様、私は、
あなたが私に対してなさった説教を無駄にしてきたのであり、
この貴い宝を見捨て、足で踏みつけてきたのです。
しかし、これら一切のことを、
あなたは神様にふさわしい善き性質によって耐え忍んでくださいました。
そして、あらゆる父親と神様にふさわしい愛と誠実さによって、
私の魂の救いのために、御言葉を声高らかに説教するのを、
今に至るまで休みなく続けてくださっています。 
私は自分の状態を悲しんでいます。
そして、憐れみと罪の赦しを祈ります。


第四に、私は、自分と全世界とのために祈ります。
愛するお父様、どうか私たちを
あなたの聖なる御言葉の光の中に保ってください。
私たちの罪や感謝のない心や怠惰のゆえに、
御言葉の光を私たちから取り去らないでください。
私たちを異端の分派や誤った教えからお守りください。
私たちに忠実な真の働き人を、
あなたの福音の実を収穫するために派遣してくださいますように。
この「働き人」とは、
神様に適格と認められた忠実な教会の責任者や説教者のことです。
また、私たちが彼らのメッセージを、
あたかもあなた御自身の御言葉であるかのように受け止め、
恭順な姿勢で聴き入り、身につけ、敬うことができるように、
そして、私たちが生きている限り、
そのことについて絶えず心からあなたに感謝し、
賛美することができるように、
私たち皆に恵みをお与えください。