2014年2月5日水曜日

「ルターの祈りの本」 十戒(その5)


あなたの主なる神様の御名をみだりに唱えてはならない。(その2)


第三に、私はざんげし、
この戒めに対して自分の人生の中で行った恥ずべき大きな罪を告白します。
たとえば、私は、
あなたの聖なる御名に助けを求めて叫ぶことを怠ったり、
感謝しなかったり、敬わなかったりしました。
また、私は、(御名という)この賜物について、
感謝もしないまま、悪を望んだり、
うそをついたり、だましたりすることで、
あらゆる恥ずべき罪のために誤用しました。
それを、私は悲しんでいます。
そして、憐れみと罪の赦しをいだけるように祈ります。
 
第四に、私は、あなたの戒めをこれからよく学んでいくため、
助けと力とをいただけるように祈ります。
愛する主よ、聖なる御名に対する、
恥ずべき感謝のない心や、誤った用い方や、罪から、
私をお守りください。
私が、感謝の心を持ち、御名を本当に畏れ敬っている、
と認められる者となれるよう、助けてください。
アーメン。


前に「主の祈り」の説明の箇所で言いましたし、今もまた助言しますが、
上記のような考えが心に浮かんでいるときに、
聖霊様が来られて、あなたの心に、
さらにはっきりとした多くの考えを宣べ伝えてくださることがあります。
そのような場合には、聖霊様に栄光を帰しなさい。
そして、自分のそれまで考えていたことは脇において、心をしずめ、
あなたよりもはるかによいお祈りをなさる聖霊様に耳を傾けなさい。
聖霊様が説教なさることをよく聴いて覚えなさい。
そうすれば、ダヴィデが歌っているように(たとえば「詩篇」721719節)、
あなたは神様の戒めについて奇跡を目撃することになるでしょう。