2012年11月21日水曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 世の怒りを何か異常なことだとは思わないようにしなさい! (ペテロの第一の手紙4章12節)(その2)



世の怒りを何か異常なことだとは思わないようにしなさい!
(「ペテロの第一の手紙」412節)(その2)



十字架の下で過ごすこの人生は、
私に対して敵を作るばかりです。
このことを知らないか信じない人は、
キリストの十字架の御跡に従って正しい生き方を始めなさい。
そうすればその人は、
全世界がその人に敵対しており、その人を侮蔑し、
愚かな流浪者、悪い人間として迫害してくることに、
まもなく気が付くことでしょう。


主キリストを一番憎んでいる迫害者は、
御霊をもたない「霊的な人々」です。
彼らは、
自分たちの思いに反していることがらは間違った信仰である、
と決め付けることにしているので、
この世的なクリスチャンたちが福音に反抗するように仕向けます。
義なるクリスチャンであるあなたは、
このことを耐え忍ばなければなりません。
あなたの主であるイエス・キリストも同様な仕打ちを受けられたのです。
ですから、あなたが主の御名のゆえに
そのような苦しみを受けるにふさわしい者とみなされたことを、
神様に感謝しなさい。


「私は荒野にいるふくろう、孤独な鳥のような存在です」
(「詩篇」102篇7~8節より自由に引用)。
こういうことが実際に起こります。
真に義なる人は
この世のどのようなプロジェクトや職業にも必要とはされません。
わざと彼らは無視されます。
そして、深い印象を周りに与える聖なる人に対しては、
せいぜい皆が好奇の目を向けるだけです。