2012年11月7日水曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 自分を憎みなさい!(ルカによる福音書14章26節)(その2)



自分を憎みなさい!(「ルカによる福音書」1426節)(その2)



この世の慣習や自分の理性や思いの導きに従ったりはせず、
自分の思いや意志に抵抗し、
理性や意志が命じるのとは異なることを行いながら
苦難を甘受する、という姿勢が必要です。
それは、
私たちがこの世とは異なる者であり、
この世と反対のことを行うためです。
そのようにして私たちは、
日々思いを変え、新たにされていくのです。
   
    
「古い人」が生き続けている限り、
「古い人」を十字架につけて殺すという
「おそれ」が止むことはないし、
神様の裁きが忘却されることもありません。
十字架もなく、おそれもなく、
神様の裁きに考えを巡らすこともないままで
生きている者は、正しくは生きていません。
  
  
自分自身を叱りもせず、責めもしないままで、
神様を敬い神様の中で活きることは、誰もできません。
  
  
この世での人生は、
「古い人」を憎み「新しい人」の命を捜して
慕い求めることにほかなりません。
  

私は神様によってあなたにお願いします。
あなたはふだんは、
あらゆる点において自分自身を守っているのですから、
自分自身と戦うようにしなさい。
なぜなら、
サタンにあなた自身に対する武器をたくさん与えてしまうときに、
「あなた」こそがあなた自身の最悪の敵となるからです。