自分を憎みなさい!(「ルカによる福音書」14章26節)(その2)
この世の慣習や自分の理性や思いの導きに従ったりはせず、
自分の思いや意志に抵抗し、
理性や意志が命じるのとは異なることを行いながら
苦難を甘受する、という姿勢が必要です。
それは、
私たちがこの世とは異なる者であり、
この世と反対のことを行うためです。
そのようにして私たちは、
日々思いを変え、新たにされていくのです。
「古い人」が生き続けている限り、
「古い人」を十字架につけて殺すという
「おそれ」が止むことはないし、
神様の裁きが忘却されることもありません。
十字架もなく、おそれもなく、
神様の裁きに考えを巡らすこともないままで
生きている者は、正しくは生きていません。
自分自身を叱りもせず、責めもしないままで、
神様を敬い神様の中で活きることは、誰もできません。
この世での人生は、
「古い人」を憎み「新しい人」の命を捜して
慕い求めることにほかなりません。
私は神様によってあなたにお願いします。
あなたはふだんは、
あらゆる点において自分自身を守っているのですから、
自分自身と戦うようにしなさい。
なぜなら、
サタンにあなた自身に対する武器をたくさん与えてしまうときに、
「あなた」こそがあなた自身の最悪の敵となるからです。