2012年8月4日土曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 キリストを見つめなさい!(ヘブライの信徒への手紙12章2節)(その1)



キリストを見つめなさい!
「ヘブライの信徒への手紙」122節のルターの説明(その1)


キリストは、
恐れおののき打ちひしがれた心の持ち主にとっての
喜びとなる素晴らしいお方です。
キリストは私を愛して、御自分を私のために与えてくださいました。
キリストは、苦しみや罪や死の只中にある人々を愛されるお方です。
私の愛する友よ!
これ以上すばらしく、また喜ばしいことを
人は口にすることができるでしょうか?
  
  
キリストを信じる者は、
貧しさの中で豊かさを感じ、
恥辱の中で光栄を感じ、
嘆きの中で喜びを感じ、
死の中で命を感じ取ります。
その人は、
これらすべてを神様の御言葉に密着した信仰の中で保ち、
これらすべてを神様から待ち望みます。
  
  
「安心しなさい。私は世に勝っています」。
キリストが世に対する勝利者だというのはまったく正当です。
それなのになぜ私たちは、
キリストに対してすでに敗北している世に対して、
あたかもそれが勝利者であるかのように錯覚し、
恐れ震えているのでしょうか?
  

「私たちの義や聖のゆえではなく、私たちの罪のゆえに、
キリストは死に渡された」という言葉を
まったくの真理として受け入れるところに、
クリスチャンの特別な技能と知恵があります。
  
  
キリストは私たちを背負い、御父様のみもとに運んでくださいます。
  
  
もしもあなたが強く無敵でありたいのなら、
主キリストがあなたがたの力であることを認めなさい。