2012年8月17日金曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 あなた自身の知恵(コリントの信徒への第一の手紙1章19~21節)(その2)



あなた自身の知恵 
「コリントの信徒への第一の手紙」11921節のルターの説明(その2)

 
 
神様の御言葉が宣べ伝えられるところには、
父なる神様とキリストと聖霊様
(すなわち、三位一体なる神様)がおられます。
しかし、
御言葉の星が照らさないところには、
キリストと彼の母親が住んでいる部屋はありません。
言い換えれば、
福音が照らさず、働きかけないところには、
たとえすごい奇跡が頻発したとしても、
決してキリスト教会は存在しません。
このことに注目しましょう。
  
  
この幼子イエス様のみもとに行きたいのなら、
私たちは自分の思いや理性にとらわれてはなりません。
私たちは御言葉の中に留まるべきです。
どんなものであれ、
私たちを御言葉から引き離そうとするものは、
斥けるべきです。
  
  
私たちは、御言葉から離れ去っていると、
幼子イエス様につまづく危険がでてきます。
幼子は粗末な貧しい身なりをしています。
御言葉によらずに理性にのみ頼って
幼子のことを理解しようとする者は、
不意を撃たれて、
幼子につまづくことでしょう。