2014年1月10日金曜日

「ルターの祈りの本」 主の祈り(その9)


悪より救い出したまえ。(その2)



敬愛する散髪の専門家ペテロ氏、
最後に「アーメン」という言葉に注目してください。
そして、
この言葉には力があることを覚えておいてください。
また、
神様があらゆる恵みにより確かに祈りを聴き入れてくださる
ということを、疑ってはなりません。
祈るとき、あなたがたったひとりぼっちで
ひざまずいたり立ったりしている、などと思ってはいけません。
実は、
キリスト教会全体、真面目なキリスト信仰者全員があなたと共に、
またあなたが彼らと共に、
へりくだり心を一つにして一緒に祈っているのです。
この祈りを神様が軽んじることはありえません。
「神様はこの祈りを聴いてくださった。
私はそれを絶対確実に知っている」、
と言ったり考えたりできるようになるまでは、
祈りをやめてはなりません。
こう言えることこそが、「アーメン」という意味なのです。