喜んでいる、勇気のある心(その1)
私たちの心は、
神様の栄光と力と知恵とを知るようになるべきです。
その時、心は神様の御支配にすべてをゆだねるようになるからです。
その時、心はすべてが神様のわざであることを知ります。
それゆえ、心は何も恐れず、
寒さも、飢えも、地獄も、死も、
死も、悪魔も、貧しさなども、恐れません。
なぜなら、心はこう言うからです、
「私の中に住んでおられる神様は、
悪魔や死やあらゆる地獄の力よりも大きい」。
こうして人の中に、
この世に存在するあらゆるものに対して、
勇気ある態度を取る心が育ちます。
そのような心の持ち主は、
神様とそのすべてのものをもっており、
行うべきことがらを恐れずに行うからです。
「この世的な平和」は、
平和を乱す外面的な悪を取り除きます。
しかし、「キリストの平和」は、
外面的には依然として、
敵や病気や貧困や罪や死や悪魔などの
「不幸」の只中にあります。
これらの不幸は常に近くにあり、
あらゆる方向から私たちを取り囲んでいます。
しかし、内面的には、心の中に慰めと平和があるので、
心は不幸を気に留めません。
それどころか、心は、
不幸がないときよりも力を得て、
ますます勇気に満ち、ますます喜ぶようになります。
それゆえ、それは
「あらゆる理解を超える平和」と呼ばれるのです。