2012年3月2日金曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 ヨハネによる福音書6章35節

 
イエス様は彼らに言われました、
「私は命のパンです。
私のもとに来る者は決して飢えることがなく、
私を信じる者は決して渇くことがありません」。
(「ヨハネによる福音書」635節)
 
  
これはとても力強い御言葉です。
キリストは神様の与えてくださったパンや食べ物であり、
それを食べることによって永遠に活き、満腹になるので、
決して飢えたり渇いたりしなくなる、というメッセージは、
聖書全体でも類を見ない鋭さをもっています。
「私のもとに来る者は」、とキリストはとてもやさしく語り始められます。
そしてそれを、
「私を信じる者は皆」、という意味であると説明してくださいます。
キリストのみもとに来ることは、キリストを信じることです。
そして、キリストを信じることは、
(キリストという)パンを「自分のもの」としてそれを食べることです。
しかし、キリストはここで
教会の聖餐式における食べることや飲むことを
さしておられるわけではありません。
なぜなら、
キリストを食べること、
キリストのみもとへ行くこと、
そしてキリストを信じることは、
すべて同じ事柄だからです。