2012年3月7日水曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 使徒の働き20章30~31節

 
あなたがたの中からも、
曲がったことを言って弟子たちを自分の方に引き寄せようとする
男どもが出てくることでしょう。
ですから、目を覚ましていなさい。
そして、私が3年間、夜も昼も涙をもって、
一人一人に絶えず助言を与えたことを覚えていてください。
(「使徒の働き」203031節)
 
  
もしも分派分裂がなければ、
私たちは怠惰になり寝ぼけて、
しまいには、信仰も御言葉も曇り錆びてしまうでしょう。
ところが、今出現している分派分裂は、
いわば私たちや私たちの信仰や教えをピカピカに磨き上げて、
鏡のように滑らかに光を反射するようにさえします。
私たちは分派分裂を通して悪魔やその考えを知り、
それとうまく戦うことができるようになります。
結果的に、御言葉自体がそれらを通じて
どんどん明瞭に前面に出されることになるので、
多くの人が公になった争いを通して真理を知り、真理の中で強められます。
神様の御言葉はいつでも非常な効力をもっています。
それゆえ、神様は御言葉を強力な手段として用いて、
悪魔や世を駆り立てて御言葉に反抗させ、
そうして御言葉の力と価値を公に示し、
虚偽が恥じ入るようになさるのです。