2011年10月21日金曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 ガラテアの信徒への手紙1章6節

  
キリストの恵みの中であなたがたを召してくださった方から、
あなたがたがこれほどはやく他の福音に乗り換えることに、
私はすっかり驚き、あきれています。
(「ガラテアの信徒への手紙」1章6節)
    
 
クリスチャンに対して迫害や破壊によって危害を加えることができないときには、
逆に改善や建設によって危害を及ぼすのが、悪魔ならではの策略です。
それを知っておきましょう。
悪魔は今日まで私たちを暴力によって滅ぼそう、福音の光を消そう、
とやっきになってきましたが、失敗しました。
悪魔は幾人かのクリスチャンを殺しましたが、
彼らは皆、私たちの教えを神様の御心にかなう聖なる教えであると告白しました。
彼らの血によって、教会は滅ぼされるどころか、強められたのです。
悪霊は、このやり方ではうまくいかなかったので、
今度は神様を侮辱する偽教師たちを起こしました。
彼らは、はじめは私たちの教えを認めて、
私たちと心をひとつにしてそれを教えていましたが、
後になって態度を変えました。
彼らは、
「お前たちの使命はキリスト教の初歩を教えることだ。
しかし、我々には神は聖書の真の奥義を啓示した。
だから、我々の使命はこの奥義を世に伝えることなのだ」、
と主張したのです。
このようなやり方で悪魔は、右からも左からも福音の勝利の歩みを妨げようとします。(中略)
それゆえ、私たちは、左右から攻めてくる悪魔の騙しの策略に勝つために、
絶えず祈り、読み、キリストと御言葉に留まらなければなりません。
私たちの戦いの相手は血や肉ではないからです
(「エフェソの信徒への手紙」612節)。