2011年10月19日水曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 使徒の働き10章43節


この方についてすべての預言者は証しています。
(「使徒の働き」1043節)

意義深い聖書の読み方をしたいなら、
聖書からキリストをさがしながら読みなさい。
そうすれば、本当に永遠の命が見つかります。
キリストが私やすべての人のために天からくだり、
人となり、苦しみ、死に、葬られ、
死者の中からよみがえり、天にのぼられたのは、
私を神様と和解させ、罪の赦し、恵み、義、永遠の命を
私のために確保なさるためでした。
モーセ五書や預言書[1]を読むときにこのことを学ばないなら、
いくら聖書を読んでも無駄です。
聖書について豊富な知識をもつ専門家になって、
他の人に聖書について語れるようにはなるかもしれませんが、
それは自分自身にとっては何の役にも立ちません。
人は、キリストを見つけもせず知りもしないかぎり、
救いの幸せや永遠の命も見出しません。
代わりに見つかるのは、死です。
「天の下に、人々の間に、私たちに救いをもたらす名前は、
(御名の)他には与えられていない」、
と神様が聖書でお定めになったからです(「使徒の働き」412節)。 
 

[1] 「モーセ五書」とは旧約聖書の最初の五冊の書物、創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記を指します。
「モーセ五書と預言書」とは、旧約聖書全体を指している言葉です。