隣人を愛しなさい(「ルカによる福音書」10章27節)(その2)
イエス様を受け入れたキリスト信仰者が住んでいるところではどこであれ、
すべてのことは愛と理解のなかで行われます。
そこでは、隣人に対して悪いことを望む者はひとりもいません。
神様のものであるのが当然の栄光を神様にお返しして、
神様がすべてを私たちにくださっている「主」である、
と信仰告白する時に、
このことは実際に起きています。
この告白が人々の心をお互いへの愛で満たすので、
他の人々に対して怒ったり、嫉妬したり、傲慢に振舞ったり、
悪いことを望んだりすることはもはやなくなり、
皆が隣人に対してあらゆるよいことを望むようになるのです。
富める者たちの間では富める者に、
貧しい者たちの間では貧しい者になりなさい。
喜ぶ者たちと共に喜び、
泣く者たちと共に泣きなさい。
そうしてついには、
すべての人に対してすべての者になりなさい。
それは、
あなたが、
誰に対しても躓きにはならないで、
それぞれの人と仲直りし、
その人に合わせ、
皆に対して平等に振る舞い、
他の人も従うべき基準などではないことを、
誰もが認めるようになるためです。
これが真の「平和を愛する心」というものです。
この心は、
他の人たちの力や技量に合わせて行動し、
すべてを「よかった」と思いつづけ、
隣人のために苦しみを甘受することをやめません。
たとえそれによって
持ち物や誉れや命さえも失うことになったとしても。