2012年5月28日月曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 イザヤ書57章15節より


 
私は高く聖なるところに住み、
また打ち砕かれへりくだった者と共に住み、
へりくだる者の霊を活かし、
砕かれた者の心を活かします。
(「イザヤ書」5715節より)
 
  
この地上で神様がお住みになる
「素敵な家、城、広間、楽園、天」とみなされる人は、
いかに大きな栄光と恵みを受けていることでしょう。
彼ら自身は、貧しく苦しむ臆病な良心の持ち主にすぎません。
彼らは心の中で、
罪、死、恐れ、神様の怒りへの恐怖しか感じていません。
彼らは、神様が遠くにいて悪魔がそばにいる、と思っています。
しかし、今日の聖書の箇所での約束を受けて入れた人は、
自分が神様が憩われる本当の住まい、神殿であることを知って、
喜びをもって自分を慰めることができます。
この人たちについて神様は、
傲慢な聖人たちに対抗してこう言われます、
 
「主はこう言われます、
「天は私の王座、地は私の足台です。
あなたがたは私のためにどんな家を建てようとするのですか。
また、どんなところが私の憩いの場となるのですか」。
主は言われます、
「私の手がこれらすべての物を造りました。
そのようにして、これらのものはことごとく生まれました。
しかし、私が顧みる人は次のような者です、
すなわち、
へりくだって心を悔い、私の言葉に恐れおののく者です」」
(「イザヤ書」6612節)。
 
この地上で神様は、
このような人以外のところに住まわれたりはしません。
自己満足に浸っている聖人たちは、
神様にとっては、あまりも尊大で賢すぎるのです。
しかも彼らは、
神様がこの地上で彼らの中にお住まいになることを
願ったりもしません。