2012年5月16日水曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 ヨハネによる福音書3章16節



神様はその独り子を賜ったほどに、この世を愛してくださいました。
それは、御子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命をいただくためです。
(「ヨハネによる福音書」316節)
  
 
信仰こそが、宝物を収める器です。
神様が「与え手」として私たちに賜るように、
私たちは信仰を通して「受け手」となるからです。
この信仰は、賜物を受け取る以外には何もしません。
この賜物が「私たちのもの」であるのは、
私たちの行いや功績のおかげではありません。
すべては私たちへの贈り物なのです。
口というより心を開いて、じっとしていなさい。
そして自分をそれで満たしていただきなさい(「詩篇」8111節)。
信仰とは、「私たちが御子のおかげで滅びずに永遠の命をいただけるように、
神様はその独り子を賜った」、と本当に信じることです。
そのような信仰は、自分の力を省みたりしないし、
「自分はそれにふさわしい存在かどうか」などとは悩みません。
信仰は、自分に目を向けるのをやめて、
キリストに堅くつながり、キリストを「自分のもの」として受け入れます。