「恐れることはありません」
「恐れることはありません。
我々と共にいる方たちは、彼らと共にいる者たちよりも多いからです」
とエリシャは言いました。
(「列王記下」6章16節)
敵が町を包囲した時、預言者エリシャの従者はおびえて、
「ああ、わが主よ、私たちはどうしたらよいのでしょうか」
とエリシャに尋ねました。
しかし預言者は冷静かつ勇敢でした。
「恐れることはありません。
我々と共にいる方たちは彼らと共にいる者たちよりも多いからです」
と確信に満ちて言ったのです。
私たちにはこのエリシャの従者に似たところがあります。
危険が間近に迫ると勇気を失ってしまうのです。
私たちは自分たちをおびやかす可能性のあるもののことを恐れ、
また実際におびやかすもののことをも恐れています。
「ああ、私たちはどうすればよいのでしょうか」。
悪魔が私たちを包囲しており、
ついには私たちが死に向き合わなければならない瞬間もあります。
私たちはどうすればこの圧倒的に強力な相手と戦うことができるのでしょうか。
「もし神様が私たちの味方であるなら、
いったい誰が私たちに敵対できましょうか 」
(「ローマの信徒への手紙」8章31節より)
と主の使徒パウロは私たちに教えています。
私たちと共にいてくださる方たちのほうが
(私たちに敵対する)彼らと共にいる者たちよりも本当に多いのです。
イエス様が私たちと共にいてくださるので、
私たちは立派に勝利を収めることができます。
イエス様は罪と死と地獄に対して勝利なさいました。
私たちはイエス様を信じつつ、
十字架から始まる歩みを喜びつつ進めていきます。
そして自分が傷つき倒れたと思えるような時にも、
この勝利の行進は続いているのです。
「勇気を出しなさい。私はすでに世に勝っています」
とイエス様は声をかけてくださいます
(「ヨハネによる福音書」16章33節より)。
(祈り)神様は私たちにとって
守りであり、力であり、困った時の強い助けです。アーメン。
(関連聖句)「列王記上」6章12~23節