「見えないものを信じます」
イエスは彼に言われました、
「あなたは私を見たので信じたのですか。
見ないでも信じる人々は、さいわいです」。
(「ヨハネによる福音書」20章29節)
イエス様が弟子トマスに言われたこの言葉は私たちの人生にもあてはまります。
見ることではなく信じることに基づいて私たちは歩み続けます。
イエス様が望まれているのは、
私たちが自分の感覚ではなくイエス様を信じるようになることです。
イエス様は決して間違えることがありませんが、私たちはよく間違えるものです。
他の弟子たちは復活の主を見ましたが、
トマスは彼らの言葉を信じることができず、五感に訴える証拠を要求しました。
現代では目に見える世界と物質的なものばかりに頼って私たちは生活しています。
食べ物、衣服、住居、快適な生活、娯楽などのほうが
五感により強く訴えかける真実であり、人間生活の中心をなしています。
より高い人生観もてばもつほど私たちは
正直さこそが人生最高の価値観であることを信じなければなりません。
私たちが救い主を完全に信じること、
罪の赦しが神様の最大の賜物であること、
私たちが何よりもまず神様の御国と義とを求めるべきであること、
天国はこの世よりもよい場所であること、
自己愛よりも神様を愛することのほうがよいこと
を信じるように救い主は望んでおられます。
私たちは神様の御言葉だけに自分自身をすっかりゆだねることで
見えないものを信じることができるのです。
(祈り)救い主イエス様、
見えないあなたを愛することができるように私たちを助けてください。
自分自身ではなくあなたを信じることができるように
どうか私たちを助けてください。アーメン。
(関連聖句)「ヨハネによる福音書」20章24~31節