2022年8月12日金曜日

「力なき者に力を」「ヨハネによる福音書」6章35節「まことのパン」

「まことのパン」


イエス様は彼らに言われました、

「私は命のパンです。

私のところに来る者は決して飢えることがなく、

私を信じる者は決して渇くことがありません」。

(「ヨハネによる福音書」635節)

 

人々は、

イエス様が五つのパンと二匹の魚によって五千人の男に食べ物を与えるさまを

目撃しました。

その後まもなく人々は目に見てわかるしるしを要求しました。

彼らはイエス様が神様の御子であるという証拠を欲しがったのです。

 

しかし人々は目で見える奇跡を通しては信じる者にはなりません。

信仰はそのようにして生まれるものではないからです。

 

「あなたがたが彼を信じることが神様のみわざなのです」

とイエス様が言われたとき、

「どのようなわざをあなたはするのか」

と彼らは言い返しました。

彼らは、

種まきも刈り入れもせずに四十年間イスラエルの民に食べ物を与え続けた

モーセのことを意味していたのです。

そのときイエス様は

「モーセは天からパンを与えなかったが、

天の父なる神様は今、天からまことのパンを与えてくださる」

と言われました。

 

イエス様はまことの神様のパンです。

「私のところに来る者は決して飢えることがなく、

私を信じる者は決して渇くことがありません」。

世の救い主であるイエス様を信じることによって、

このパンを食することができます。

このパンは永遠の命に至るまで私たちを養い続けてくれます。

このパンを父なる神様は天から与えてくださいます。

これが恵みです。

永遠の命を自分の行いの報酬として得る者は誰一人いません。

これは恵みにより無償で与えられるものなのです。

 

(祈り)天からの命のパン、人間であり神様である方よ、

あなたの身体と血を霊的な戦いの力として今、与えてください。

いつか天のあなたの御許で大いなる聖餐式を、

イエス様、

私が聖徒たちと共に永遠にいただくことができるようになさってください。

アーメン。

(関連聖句)「ヨハネによる福音書」62835