「祈りながら働きなさい」
義人の祈りは大いに力があり、効果のあるものです。
(「ヤコブの手紙」5章16節より)
祈りながら働きなさい。
心から主に向かって生きようとする人にとって、これはよい指針です。
枯れることがない力の泉から力を汲みなさい。
そして神様がくださった才能を神様にお仕えするために用いなさい。
「祈って働きなさい」というこのよく知られたフレーズは
誤解を生む場合もあります。
たとえば祈りと仕事を別のことと考えてしまうという誤解です。
おそらく私たちは祈りを簡単で些細なこととみなし、
仕事を大変で疲れることとみなしているのかもしれません。
誰もが祈れるわけではありません。
キリスト信仰者だけが御霊と真理において祈ることができるのです。
キリスト信仰者はイエス様の御名によって三位一体なるまことの神様に祈り、
天の父なる神様はイエス様のゆえに祈りを聴いてくださると確信しています。
「ヤコブの手紙」に書いてあるように、
イエス様を信じる者だけが義なる祈り人です。
というのは、
イエス様のあがないの血がその人をすべての罪から清めてくれたからです。
信仰を通してその人はキリストの義を身に着けています。
イエス様を信じる人も祈りの御霊を必要としています。
祈りを通して戦い、ヤコブのように
「私を祝福してくださるまで、私はあなたを離しません」
(「創世記」32章27節)と叫ぶようになる時があります。
祈りは特権です。
天の父なる神様はイエス様のゆえに私たちの願うものを与えてくださいます。
神様は私たちが願いまた理解している以上のことを与えてくださいます。
すべてを神様はまったくの恵みから与えてくださるのです。
(祈り)真理の御霊よ、あなたの御心の通りに祈れるように、
どうか私たちを教えてください。アーメン。
(関連聖句)「ルカによる福音書」18章1~17節