2013年2月4日月曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 あらゆる状況において感謝しなさい!(その3)


あらゆる状況において感謝しなさい!(その3)
 
 
もしも神様が年に一度だけ太陽を昇らせるなら、
その時には感謝と喜びの祝会が催されることでしょう。
ところが、太陽は毎日昇るので、
人はそれを感謝すべきだとは考えもしません。
私たちが
自分に欠けているものについて嘆くことを減らして、
自分がもっているものについてもっと感謝するように
なれたらよいのですが。
そうすれば、私たちの生活はもっと光に満ちたものになるでしょう。
 
 
主よ、私たちがあなたに崇敬と感謝の念を示すためには、
自分自身を叱咤して恥じ入らせる以外に方法はありません。
あなたに知恵と義を帰するためには、
私たちがそれらを自分自身には帰さずに、
逆に、
自分には罪と愚かさのみを帰する以外にはありません。
あなたが私の口を自由にしてくださる時に、
私はそのような感謝と栄光を、
あなたのために周りの人たちに伝えていかなければなりません。
なぜなら、
神様から派遣されていない者が、
神様が語っておられないところで、
この教えを宣べ伝えたり、神様に感謝したりするのは無理だからです。
 
 
世の中には、
神様からあらゆるよいものを受け取っておきながら、
逆に、神様に対しては
その報酬として感謝に欠けた心や侮蔑を返してばかりいる者たちが
群れを成しています。