2013年2月13日水曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 神様からいただいた職(コリントの信徒への第一の手紙7章17節)(その1)


 
神様からいただいた職
(「コリントの信徒への第一の手紙」717節)(その1)
  
   
悲嘆することは、私たちには許されていません。
しかし、働くことは、事情が違います。
逆に私たちには、
額に汗してパンを手に入れる、という義務が課せられています。
神様は、私たちが心配して気をもむのを禁じています。
なぜなら、
私たちには富裕な神様がいて、私たちが必要なものを御存知で、
私たちがあれこれ心配して祈り求めるよりも前に、
服や生活費などを与えてくださるからです。
どうして神様は、私たちが働かない場合には、
これらのものを与えてくださらないのでしょうか。
私たちが働くことを、神様は喜ばれ、また命じておられるからです。
そして神様は、
私たちの仕事のゆえではなく、御自身の善性と恵みのゆえに、
私たちが必要としているものをくださるのです。
  
  
鳥が飛ぶために生まれたのと同じように、人は働くために生まれました。
  
  
神様には、罪以外のものはすべて喜ばしいものです。
あなたが罪ではない何かを行っている場合、
その仕事はきっと神様の許しを得ています。
ただし、その仕事においても正しく振舞うように気をつけなさい。
やる気がなく嫌気がさしている時には、
まさにこの事実こそが、
神様に喜ばれる仕事をしている確かな証拠である、と思いなさい。
そのような時に、神様は、
あなたの信仰がぐらつくかどうか、悪魔が試みることを許可なさると同時に、
あなたの信仰が戦って成長する機会を設けられたのです。
このような神様が、本当にあなたと共にいてくださいます。