これからは、今から約60年前に
フィンランドのルーテル教会が若者向けに出版した
ルターの言葉のアンソロジーをおとどけします。
題して、「ルターの信仰生活アドヴァイス」。
(翻訳編集 高木賢(フィンランドルーテル福音協会))
起き上がりなさい。主があなたをお呼びです!
私は罪人です
「ルカによる福音書」5章8節のルターの説明(その1)
「ルカによる福音書」5章8節のルターの説明(その1)
自分が罪人だと認めない人は、
神様を嘘つきにし、自分を真理にしてしまいます。
これは大きな罪であり、神様を全くないがしろにした行いです。
福音は
賢い者を愚かな者にし、愚かな者を賢くします。
また、
「間違った信仰をもつ者」とあざけられる人を
クリスチャンとし、
自分がクリスチャンである、とおごり高ぶる者を
「間違った信仰をもつ者」にしてしまいます。
私たちクリスチャンひとりひとりの中には、
心の中に「意地の悪い修道僧」がいます。
それは、
自分の行いによって
自分を神様に受け入れさせようとする心であり、
自分の行いによって
自分を聖くしようとする心です。