2012年6月12日火曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 私は復活して、私の父の御許に行きます(ルカによる福音書15章18節)(その1)

 
私は復活して、私の父の御許に行きます
「ルカによる福音書」15章18節のルターの説明(その1)


自分の中には何もよいことを見出さない、
慰めのない魂の持ち主は、
実は、神様にとって最高のささげものなのです。
とりわけ、その人が神様の恵みを叫び求める時には。
神様が喜んで聴いてくださるのは、
人が神様の憐れみを渇望し、
神様に助けを叫び求めることだけだからです。
  
  
あなたは神様に叫び求めることを学ばなければなりません。
うなだれて座っていてはいけないのです。
あなたの考えや心配があなたをかき乱し引き回した挙句、
自分がどれほどつらい状態にあり、どんなに惨めな人間か、
ということしか見えなくなったりしないように。
それは怠け者の態度です。
ひざまずいて、目と手を天に向け、
詩篇か、主の祈りを祈りなさい。
神様の御前にあなたの今の苦しみを携えて行き、
泣いて、嘆いて、神様に助けを求めなさい!