2012年6月18日月曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 私は復活して、私の父の御許に行きます(ルカによる福音書15章18節)(その2)


私は復活して、私の父の御許に行きます
「ルカによる福音書」15章18節のルターの説明(その2)
  
 
自分の弱さと罪を知れば知るほど、
神様を畏れる人は
それだけ熱心に神様に叫び、祈ります。
罪の意識と恐れが止まないときには、
祈りも、神様に向けてため息をつくことも
止むことがないからです。
すでに恵みの意味を知っている信仰者が、
恵みを祈り求めるのは、どうしてでしょうか。
彼らは恵みについて何かを味わい、
理解することができました。
まさに恵みをこのように味わったことにより、
彼らはさらにもっと恵みを渇望するようになります。
心は、御霊の初穂をいただいたときに、
自らそれで満足することはなく、
さらに完全な御霊を求めるようになるからです。
   
 
私はあなたの御許に来ることができません。
それゆえ、私の神様、
立ち上がって、あなたが私のもとに来てください。
そして、私をあなたの御許に連れて行ってください。
ここで「立ち上がる」というのは、
「神様が人となられた」という、
最高に愛らしく恵みに満ちた出来事をさしています。
神様は、私たちを立ち上がらせるために、
私たちのもとにきてくださったのです。
そして神様は
御自分の民、シオンを憐れんでくださったのです。