2012年2月15日水曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 ローマの信徒への手紙11章33節

 
ああ、神様の富と知恵と知識の深さよ!
この方の裁きは窮めがたく、
この方の道は測りがたいものです。
(「ローマの信徒への手紙」1133節)
  
 
神様のお考えとご決定は非常な高みにあるので、
その幅広さや高さは
あらゆる人間と被造物世界の理解を超えるものです。
神様は御自分の善性をあふれるように与えて、
まったくの恵みと憐れみから、
神様には本来受け入れていただけるはずのない、
罪に閉じ込められているひどく苦しみ惨めな人、
つまり、
「自分などは真理を前にして
(神様の)永遠の怒りを受けて滅びるのが当然だ」、
と告白する人を選ばれました。
それは、彼らが、
「神様がどのような神性や御心をおもちのお方か」、
を知るためでした。
神様は御子を通して、
信じる人々に
永遠の命と救いを与えることを望んでおられます。
キリストを信じる人々は、
神様の真の御心とお考えの
底知れぬ深遠を目にする機会があるでしょう。
しかし、彼らはそれを、
鏡に映して見るようにして、
啓示された御言葉を通して、
信仰において把握することができるだけであり、
それ以上のことは、
自分の考えによっては決して理解できないのです。