2012年2月27日月曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 ヨハネの第一の手紙4章16節より

 
神様は愛です。
そして、愛にとどまる人は神様にとどまり、
神様はその人にとどまってくださいます。
(「ヨハネの第一の手紙」416節より)
 
  
この御言葉を読んで、
「信仰だけではなく、愛もまた、私たちを義とするのではないか」、
と考える人もでてくるかもしれません。
しかし、使徒はここで、
「どのようにして私たちは神様の御前で義とされ、
神様の恵みにあずかるのか」、
とか、
「神様が私たちにキリストを通して与えてくださっている愛を、
どのようにして私たちは把握できるのか」、
といったことについて教えているのではありません。
それらは、信仰を通してのみ実現するものです。
使徒もこのすぐ前の箇所で、
「イエス様が神様の御子であることを告白する人のうちには、
神様がとどまってくださり、その人も神様のうちにとどまる」、
と言っている通りです(「ヨハネの第一の手紙」415節)。
使徒はここで、
私たちクリスチャンが互いに熱心に愛し合うように、
勧告しています。
愛を絵で表現したいなら、
神様御自身を描かなければならないでしょう。
使徒は神様と愛について、ふさわしいイメージを提供しています。
その目的は、
このすばらしいイメージを通して、
私たちを神様のみもとへとひきよせ、
私たちが互いに愛するよう鍛錬し、
嫉妬や怒りや喧嘩を避けるようになるためです。