神様は愛です。
そして、愛にとどまる人は神様にとどまり、
神様はその人にとどまってくださいます。
(「ヨハネの第一の手紙」4章16節より)
この御言葉を読んで、
「信仰だけではなく、愛もまた、私たちを義とするのではないか」、
と考える人もでてくるかもしれません。
しかし、使徒はここで、
「どのようにして私たちは神様の御前で義とされ、
神様の恵みにあずかるのか」、
とか、
「神様が私たちにキリストを通して与えてくださっている愛を、
どのようにして私たちは把握できるのか」、
といったことについて教えているのではありません。
それらは、信仰を通してのみ実現するものです。
使徒もこのすぐ前の箇所で、
「イエス様が神様の御子であることを告白する人のうちには、
神様がとどまってくださり、その人も神様のうちにとどまる」、
と言っている通りです(「ヨハネの第一の手紙」4章15節)。
使徒はここで、
私たちクリスチャンが互いに熱心に愛し合うように、
勧告しています。
愛を絵で表現したいなら、
神様御自身を描かなければならないでしょう。
使徒は神様と愛について、ふさわしいイメージを提供しています。
その目的は、
このすばらしいイメージを通して、
私たちを神様のみもとへとひきよせ、
私たちが互いに愛するよう鍛錬し、
嫉妬や怒りや喧嘩を避けるようになるためです。