「神様による養育」
その力ある御言葉によって万物を保ちつつ、
(神様の御子)は罪からの清めのみわざを成し遂げられた上で、
いと高きところにおられる大能者の右の座に着かれました。
(「ヘブライの信徒への手紙」1章3節より)
神様は万物を創造なさり、それを力ある御言葉によって保っておられます。
建築家は、家を建て終わったなら、その家の持ち主に鍵を渡して、
それから自分の用事を済ませるためにどこか他のところへ行ってしまいます。
ところが、神様はちがいます。
神様は万物の維持を続けていかれるのです。
もしも神様がこの被造物世界から遠く退かれてしまうなら、
全世界は崩壊し、その存在を停止してしまうことでしょう。
神様による養育は、物事の大小によらず、ありとあらゆることに及んでいます。
雀でさえ、神様がそう望まれなければ、地に落ちることがありません。
神様の独り子は、私たちを救うためにその聖なる尊い血を流してくださいました。
もしも神様が小鳥のこともきちんと養育してくださっているのなら、
御子の血を代価として罪から贖いだされた私たちのことを
養育なさらないことがありえましょうか。
鳥はその日の食事のことを心配したりはしません。
人間もこの鳥の模範に倣うべきです。
ところが私たちは、
自分ではどうすることもできないようなことのために
病気になるほど頭を悩ませています。
明日のことを心配して右往左往するのを止めなさい!
神様は、あなたがまだ神様に敵対していた時に、
愛する御子イエス様があなたの救いのために
みわざを成し遂げられるようにしてくださったのです。
そのような方が、今、イエス様と共にほかのすべてのことも
あなたに与えてくださらないことがありえましょうか?
「あなたの心配事を主にお委ねしなさい。
主があなたの面倒をみてくださるからです」
(「詩篇」55篇23節)。
(祈り)天のお父様、私が自分の嘆きをあなたの上に投げてお委ねし、
自分の道をあなたにお任せできるように、どうか助けてください。
あなたがすべてを良い結果へと導かれることを
私が揺るぐことなく信じることができるように、どうかお助けください。
アーメン。
(関連聖句)「マタイによる福音書」6章25~34節