2012年12月3日月曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 汚れた心はきれいにしなければなりません!(その4)


 
汚れた心はきれいにしなければなりません!(その4)

 
 
「そうして、彼らは舟と父親をその場に残し、
イエス様に従いました」、と福音書には書かれています
(「マルコによる福音書」120節)。
ということは、
イエス様に従うためには、
持ち物や結婚相手や子どもたちを
置き去りにしなければならないのでしょうか。
それはまったく違います。
この御言葉の意味は次の通りです。
あなたは心の中で、
自分の家と結婚相手と子どもたちを
置き去りにしなければなりません。
それは、
神様がお定めになった通りに、
あなたが彼らのところにいて、
彼らと共に生計を営み、
彼らに仕えている場合でも同じです。
しかしあなたは、
心を落ち着けて、自らすすんで、
神様のために、何時であろうとも、
すべてを投げ出す用意を整えておかなければなりません。
大切なのは、
心がそれらのものによって束縛されないようにすることです。
そして、貪欲や執着から、
また神様以外の何かに助けを求めて頼ることから、
心を分離してきれいに保つことです。
  
                                                                                                           
心がきれいな時には、
教会は畑や市場と同じぐらいによい場所だと私は感じます。
そのような時には、
「聖なる場所や行い」とか、
あるいは「聖ではない場所や行い」とか、
私が名づける特定の場所や行いは、もはや存在しません。
なぜなら、聖さが心の中に来訪しているからです。