2012年12月17日月曜日

「ルターの信仰生活アドヴァイス」 もう罪を犯してはなりません!(ヨハネによる福音書5章14節)


 
もう罪を犯してはなりません!(「ヨハネによる福音書」514節)
  
 
キリストは御自分のみわざによって、
私たちのために救いの恵みを確保してくださったばかりではなく、
聖霊様の賜物も備えてくださいました。
それは、
私たちが罪の赦しをいただくだけではなく、
罪を行うことを止めるようになるためでもあるのです。
  
  
主なる神様、
罪が赦されているだけでは、十分ではありません。
私は、罪が完全に消し去られ、死に絶え、
埋葬されることを、望んでいます。
  
  
パウロは、
自分自身の中にも、またすべてのクリスチャンの中にも、
まだ「霊の汚れ」(神様についての間違った思い込みなど)や、
「肉の汚れ」(悪い欲望など)が残っていること、
それゆえ、
私たちはできるかぎり熱心に、聖霊様の力によって、
このような汚れからきよめられるように
努力しなければならないことを証しています。
なぜなら罪は、
信じている私たちをもはや裁くことはできないとはいえ、
依然として私たちの中に残存しているので、
神様が要求なさっているほどには、
心から信じたり愛したり
神様に避けどころを求めたりはできないようにして、
私たちを苦しめ妨げているからです。
罪は、
私たちがきれいになったり、善い人になったり、
物静かにはなれないように、邪魔しているのです。
私たち自身はそうありたいと望んでいるにもかかわらず。
  
  
洗礼が罪を犯す自由を与えるような「道」を、
私はあなたに教えた覚えはありません。
そうではなく、
キリストの血のゆえにあなたの罪は赦されており、
あなたは救いの恵みにあずかることになったのです。
実にそれは、
今あなたが新しい生活を営み、
罪を捨て去るようになるためなのです。