「天の門」
そして彼(ヤコブ)は恐れて言いました、
「これはなんと恐るべき場所だろう。
ほかでもない、これは神の家、これは天の門だ」。
(「創世記」28章17節)
神様がおられない場所はどこにもありません。
しかし神様が御自分をはっきりと啓示なさる特別な場所もあります。
その場所とは、
神様の御言葉の説教が混じり気なく正しくなされ、
聖礼典が正しく施行される神の教会です。
御自分の約束に基づいて神様はそこに臨在しておられます。
このような場所がまことの神の家であり天の門なのです。
神の教会の礼拝で私たちは神様の御声を聴きます。
神様は私たちに語りかけてくださいます。
私たちは神様に自分自身の罪を告白し、神様から罪の赦しをいただきます。
こうして私たちは平和と正しく生きていく力を得ます。
まさにここに地上で天に最も近い場所があるのです。
ここには福音の説教、恵みの聖礼典、聖徒の交わりがあるからです。
聖なる天使たちもここに下りてきたり高く上っていったりしています。
この場所を通じて私たちは新しい地(天国)の輝きについて
おぼろげながらもイメージを描くことができるようになります。
ここに天の門があります。
この場所に神様は御名の記念を置き、私たちを祝福するために来てくださいます。
ここで神様は天の賜物を通して私たちに仕えてくださいます。
ですから、私たちも
主が栄光に包まれて再臨されるのを待ち望みながら主に仕えたいと思います。
(祈り)天の父なる神様、
あなたの福音が混じり気なく正しく説教され
聖礼典が正しく分け与えられる場所、
あなたの栄光が住まう場所をどうか私たちが愛せるように助けてください。
アーメン。
(関連聖句)「創世記」28章16~22節