2020年5月8日金曜日

「力なき者に力を」「ヘブライの信徒への手紙」1章3節より「真の姿」

「真の姿」

御子は神様の栄光の輝きであり、神様の本質[1]の真の姿[2]です。
(「ヘブライの信徒への手紙」13節より)

イエス様は神様の本質の真の姿です。
預言者たちは神様の御言葉を人々に告げ知らせました。
時が満ちて、
神様の御子は神様の輝く本質と栄光をはっきりと示してくださいました。

「ヘブライの信徒への手紙」の最初の数節は
神様の啓示の究極の輝きを描写しています。
神様はキリストを通して世界を造られました。
この同じキリストが自らの血によって、
全世界を罪から清める御業を成し遂げてくださいました。
キリストは力なる御言葉によって万物を保っておられる万物の継承者です。
キリストは歴史の始まる前に存在しておられましたし、
歴史の中にも存在しておられます。
そしてまた歴史を超えたお方でもあります。

虚偽が真理のふりを装うこの世で生きている私たちにとって、
上に述べたことは非常に大切です。
神様は私たちがそれを知らないままで放ってはおかれず、
御心のすべてをイエス様を通して私たちに明示してくださっているのです。
イエス様は神様御自身です。
全能なる神様の聖なる真理そのものです。

私たちはイエス様に信頼します。
私たちは恐れないし、迷ったりもしません。
私たちにはキリストがおられるからです。
神様はキリストを通して、
本当に失われた羊を探し求めてくださり、
罪深い者の救い主となり、
弱い者の力となってくださるのです。

(祈り)天の御父様、あなたがキリストを通して、
言葉では言い表せないほどの愛を私に告げ知らせてくださったことを感謝します。
キリストが私を罪と死と悪魔の支配とから救ってくださった主であることを
はっきり教えてくださり、感謝します。
(関連聖句)「ヘブライの信徒への手紙」118


[1] ギリシア語で、ヒュポスタシス。
[2] ギリシア語で、カラクテール。