「神様は私たちの避けどころです」
あなたの避けどころは太初なる神様です。
そして、永遠なる御腕がそれを下から支えています。
(「申命記」33章27節)
著名なイギリスの政治家ウィリアム・グラッドストーンは
この聖句を自分の執務室の壁に掲げていました。
「この聖句は私にとって大きな慰めだから」と彼は言っていました。
私たちの避けどころは太初なる神様です。
神様は私たちをあらゆる危険から守り、
悪から救い出し、
悲しむ私たちを慰め、
弱っている私たちに力をくださいます。
神様に避けどころを求めることを学ぶのは簡単なことではありません。
水泳の初心者もすぐに身体を水に浮かせられるようにはなりません。
「水はちゃんと身体を支えてくれる」と信じる勇気をなかなかもてないからです。
しかも水の中でばたばたもがくので、かえって沈んでしまいます。
水の中では自分で努力しなくてもふわふわ浮いて休めることに、
後になってからようやく気がつきます。
私たちも心の落ち着きを取り戻して、
自分の力でどうにかしようともがくのを止めてよいのです。
仕事など自分の義務や責任が辛い重荷と感じられ始めたら、
信仰をもって祈り、
神様にすべてをおゆだねしましょう。
この聖句の通りに、神様の永遠の御腕が私たちを支えてくれます。
神様が御腕によって私たちを支えるために、
イエス様は御手をゴルゴタの十字架に打ち付けられるべく
差し出さなければなりませんでした。
イエス様は罪深い者を一人一人、
そしてまた私のことも抱きしめてくださいます。
(祈り)愛する天の父なる神様、
私がいつもあなたの守りの中に逃げ込めるようにどうか助けてください。
あなたは疲れを知らない御手によって私を持ち上げ、
支え、救ってくださるからです。アーメン。
(関連聖句)「詩篇」37篇1~7節