2019年5月20日月曜日

「力なき者に力を」「テモテへの第一の手紙」1章14節「神様の恵み」

「神様の恵み」

私たちの主の恵みがイエス・キリストにある信仰と愛を伴って
この上なく豊かになりました。
(「テモテへの第一の手紙」114節)

神様の恵みの大きさは誰一人理解できません。
「あなたの恵みは天に届くほど大きい」(「詩篇」5711節より)からです。

聖霊様の啓示により、
私たちは恵みが自分にどのような意味をもつか理解することができます。
私たちは神様の恵みの目的を見ます。
なぜなら、
恵みは他でもない私たちに対して与えられているからです。

私たちの中には罪の力が渦巻いています。
私たちは自分を聖書に出てくる人物に重ね合わせます。
たとえば、
金銭を人々から騙し取った取税人に、
罪の生活を送る女に、
また、十字架にかかった強盗に、
といったようにです。
私たちは罪深い人々の中におり、しかもその一員でさえあります。
しかし、神様はそのようにひどい罪深い人々を憐れんでくださいます。

パウロは「自分は罪人の中でも最悪に罪深い者である」と告白しました。
一方で彼は「神様の恵みがこの上なく豊かである」ともはっきり証しています。
「もしも私たちが自分の罪を告白するならば、
神様は真実で義しいお方なので、その罪を赦し、
すべての不義から私たちをきよめてくださいます」
(「ヨハネの第一の手紙」19節)。

「神様、罪人の私を憐れんでください」と私たちは祈ります。
私たちは義という賜物をいただきます。
なぜなら、
「この方の御子イエス様の血が私たちをすべての罪からきよめてくださる」
(「ヨハネの第一の手紙」17節)からです。
そして、神様の恵みは
私たちがキリスト信仰者にふさわしい義しい生き方をするように
私たちを訓育します。

(祈り)神様、罪深い者である私に対するあなたの大いなる恵みを感謝します!
あなたの恵みによって、イエス様にある信仰と恵みが
私の中で生き生きと働くようになるように、どうか助けてください。アーメン。
(関連聖句)「詩篇」103112